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11月, 2013の投稿を表示しています

Field Trip で「遠足」をもう一度。

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Niantic Labs ではいくつかのプロジェクトが同時進行しています。現時点で公開されているのは、すでに紹介した「 Ingress 」、そして「 Field Trip 」です。 Field Tripは、日本語で言うと「遠足」。子供の頃わくわくした、あの遠足を、もう一度してみませんか?というアプリです。 Field Trip を入れたスマートフォンを持って街を歩くと、様々な名所や建物の歴史や物語を、側を通るだけで自動的に表示してくれます。エキスパートが選んだおいしいお店の情報なども表示されるので、おやつの心配もいりません。 Google Glassにも対応していて、一部ではGlassのキラーアプリとも言われています。 最新ニュースを知らされるのはいつも楽しいものだが、Field Tripによる身の回りの気のきいた物事に関する通知と、Glassの内蔵ナビゲーションツールを組み合わせれば、ずっと面白いアプリケーションの世界が広がる。 Tech Crunch Google - Glassが断然面白くなってきた Google GlassバージョンのFieldTripは、このヘッドマウントコンピューターの最初のよい使用例になるように思える。 MIT Technology Review - Virtual Tour Guide May Be Killer App for Google Glass Google Glass で見ると、その場所の過去の様子と、現在の姿を、同時に見ることができます。例えばコマ劇場を見るとこんな感じになるでしょうか。 東日本大震災デジタルアーカイブを活用すれば、下のようなことも可能になるでしょう。 Field Trip を持って、街を探検するイベントもあって、様々な都市で行われています。 iOSにも対応し、日本語化もされていますが、まだ日本語のコンテンツは残念ながらありません。英語圏ではパートナーが増えていて、アメリカ以外だと例えばロンドンでは、 Londonist , Great Little Place , Hidden London, The London Insider , Thrillist , Dezeen  などが地元に密着した情報を ...

イスラエルとレバノンを結んだ「アークライト作戦」

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先日、アジアの国境を超えるフィールドのことを書きましたが、今年7月に、イスラエルとレバノンのエージェントが実行した作戦は、激しい紛争を経た国同志の人々が協力して、その国境を超えるフィールドを作り上げるという感動的なものでした。レジスタンスの「 フレーミングソード(炎の剣) 」作戦が先行し、エンライテンドの「 アークライト(孤光) 」作戦が続きました。どちらも素晴らしいのですが、ここでは後者を成功させた Idan ZeiermanのG+でのポスト を日本語で紹介しようと思います。 アークライト作戦 僕達がイスラエルでイングレスをプレイし始めた時、夢ができた。その夢は、金持ちになりたいとか、有名になりたいとか、飛ぶ能力だったり、無敵になりたい、とかだったりもしたけれど、もうひとつあった。それは、国を超えるフィールドを作ることだ。 イスラエルのプレイヤーにとって、それはちょっと問題だ。僕達の周りの国は、イスラエルと温かい関係を持ってはいない、控えめに言っても。僕達は近所の国へあまり旅行をしない。ちゃんと外交を持っている国へもだ。複雑なんだ。 僕達は、イングレスには今までの国境を超える力があると信じた。イングレスのプレイヤーは、つまらない国家主義や、政治的ないさかいを乗り越えると信じた。僕達は協力と信頼によって、何かを成し遂げることができると信じた。でも悲しいことに、正しい考えを持った人間でもイスラエルのパスポートを持っていれば、レバノンの土は踏めないし、その逆も然りだとも信じていた。控えめに言っても…愚かなことだ。 5月18日、僕はレバノンのエンライテンドのエージェント、ムハマドと話を始めた。僕達は、あらゆる選択肢を検討した。キプロスでミーティングをし、ポータルキー(ゲーム内でポータル同志をリンクするための鍵。メールなどでは送れず、同じ場所にいないと受け渡しできない)をヨルダン経由で受け渡しする…、そんな可能性だ。これがそう簡単にいかないことだけは確かだった。 6月9日、イスラエルのエンライテンドのプレーヤー、ピーターが、キプロスから、ラルニカの5つのポータルキーを携えて帰ってきた。僕らは興奮した。そして、キプロスへのフィールドを作ることを考え始めた。でも、その時イスラエルのレベル8(最高レベル)のプレイヤーはみんな忙しくて、僕がイギリス...

Ingressが見せてくれる、見えないもの

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ツイッターでこんなつぶやきがあった。 - ingressの一周年記念日だったので、世界中で巨大フィールドやLV8ポータルが大量に作られました 日本でも台湾や中国に向かってフィールドが貼られました これが見たかったと思っていたので、感動した。 今までも、世界中の人が参加するオンラインゲームはあるが、舞台は空想上の世界であることがほとんどで、現実世界との違いを楽しむ人が多い。 Ingressは、現実のマップを使っているので、嫌でも自分がどこの国のどこに今いるかを意識させられる。だが、Ingressで重要なのは国ではなく、自分がどちらの組織に属しているかだ。それは、自分の立っている場所を意識させつつも、世界を、青と緑に、再編成する。 世界にはこれから、国という概念をもう一度考えなおす時が来る。大事なのはその時、経済的な理由や政治的な理由ではなく、人々の考え方がどんなふうになっているかだ。 なんだか僕がゲームクリエイターになったように思われているみたいだが、 Niantic Labsが創ろうとしているのは、ゲームではない。「現実の変化」だ。「行動」の変化、「意識」の変化、そして「世界」の変化。 この国境を超えるフィールドは、座って作れるものではない。「行動」によって作られたものだ。世界を変化させようとする「意識」の産物だ。本当に「世界」は変わるだろうか? Ingressは、その兆しを「目に見える」ようにしてくれると、僕は思う。

ここ一週間の変化

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前回、ベータアウト発表のタイミングに合わせてNianticへの移籍を発表してから、 ねとらぼ さんなど、メディアに取り上げていただいたこともあって、Ingressの日本人口が急増しました。どれくらいかというと、エージェント人口の国別ランキングで、スイス、チェコ、メキシコ、オランダを一気に抜いて20強入り。すごいです。以前からプレーしてくれているベテランは、変化を感じてくれているのではないでしょうか。ツイートを見る限り、すごく喜んでもらえてもいるようです。 @_Re_F: ingress はじめたんだけどなんかめっちゃすごい http://yfrog.com/obt36ep @kitano_denki Ingress: 、人が増えてドキドキする。 @w_shon:  みんなIngressしてるー。いいなー。 @nyorogama:   電車乗りながらingressするの滅茶苦茶面白いわこれ @etrlud:  ingressほど厨二心をくすぐるゲームも中々ない気がする。個人的にDX3並み。 @misaki:  Ingressがすげぇ面白くてみっけたときにめんどくさがらず始めていればよかったと思うもののこのタイミングで始めたからこそ嫁も始めた感じがありちょうどよかったとも思える。 通勤経路が変わったとか、回り道をして帰るようになったとか、散歩したくなったとか、家でじっとしているのがもったいないとか、そういう「変化」が起きているというのはすごく嬉しい。 @kojiro0722:  3日ほど前からハマっているGoogleのリアル陣取りゲーム「ingress」。おかげで通勤経路が変わったり、寄り道をしたり、なるべく地下鉄に乗らなかったりと普段の生活に変化が。今日は天気が悪いけど家でじっとしているのがもったいなさすぎる。 @wb141:  ハマりそう。駅から遠回りして帰宅中。。。 @weboo:  Ingressのために歩いて帰るというのが分かるようになった。 @fenomas:  グーグルさんのIngressのおかげで散歩したくなった。 @bump__s:  Ingressの旅から帰ってきた。小手指はレジスタンス勢力が優勢らしく、周り全部敵状態だった。...

Niantic Labs に移籍しました。

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報告が遅れましたが、しばらく前にGoogleの社内スタートアップ Niantic Labs に移籍しました。Niantic Labsは、Xみたいな小さい謎組織で す。John Hanke 率いるKeyhole(現在のGoogle Earth) 創業メンバーや、Googleホリデーロゴの最初のデザイナーDennis Hwangなど凄腕揃いの中で、初心に戻って毎日励んでいます。日本人は僕一人です。 さて、Niantic Labsが作っている拡張現実ゲーム「イングレス」のベータテストが昨日終了し、正式版への移行が発表されました。 イングレスは、簡単に言うと、人類を青組と緑組にわけて、地球規模の陣取り合戦を繰り広げるゲームです。ただし、自分たちの陣地を広げるには、自分が実際に動いて、「ポータル」と呼ばれる場所までいかなくてはなりません。外に出て、動く。 ほぼ一年前にベータ版がローンチしたイングレスは、この間に、世界中で熱烈なベータテスターと共に歩んできました。ユーザーの手によって、無数のポータルが生成され、交流が生まれ、たくさんのフィールドアートが描かれました。 ワルシャワで描かれたマーメイド。 ロシアで描かれた超新星爆発 パリ シアトルのイベントの様子 サンフランシスコのイベント 手作りグッズやタトゥーを入れる人も スロバキアで行われた女性限定イベント もっと見たい方は公式チャンネルで。 https://plus.google.com/u/1/+Ingress/posts 日本ではどうでしょう。 東京は無数のポータルで埋め尽くされています。東京周辺は青い「レジスタンス」が優勢ですね。 大阪周辺は緑の「エンライテンド」が巨大なフィールドを張っています。 日本のエージェントたちはすでに熱い戦いを繰り広げているのです。 自分の街の様子を、諜報地図(インテリジェンスマップ) http://www.ingress.com/intel/ でぜひ見てみてください。 正式版移行に伴い、今までは必要だった招待がなくてもすぐにプレーできるようにな...

About

川島 優志 Masashi Kawashima

米Niantic Spatial Inc. 副社長。 Googleを経てNianticに参画し、『Ingress』のUXデザインや 『ポケモンGO』プロジェクトの立ち上げに携わる。