2013/11/17

Ingressが見せてくれる、見えないもの

ツイッターでこんなつぶやきがあった。

- ingressの一周年記念日だったので、世界中で巨大フィールドやLV8ポータルが大量に作られました 日本でも台湾や中国に向かってフィールドが貼られました



これが見たかったと思っていたので、感動した。
今までも、世界中の人が参加するオンラインゲームはあるが、舞台は空想上の世界であることがほとんどで、現実世界との違いを楽しむ人が多い。
Ingressは、現実のマップを使っているので、嫌でも自分がどこの国のどこに今いるかを意識させられる。だが、Ingressで重要なのは国ではなく、自分がどちらの組織に属しているかだ。それは、自分の立っている場所を意識させつつも、世界を、青と緑に、再編成する。

世界にはこれから、国という概念をもう一度考えなおす時が来る。大事なのはその時、経済的な理由や政治的な理由ではなく、人々の考え方がどんなふうになっているかだ。

なんだか僕がゲームクリエイターになったように思われているみたいだが、
Niantic Labsが創ろうとしているのは、ゲームではない。「現実の変化」だ。「行動」の変化、「意識」の変化、そして「世界」の変化。

この国境を超えるフィールドは、座って作れるものではない。「行動」によって作られたものだ。世界を変化させようとする「意識」の産物だ。本当に「世界」は変わるだろうか?

Ingressは、その兆しを「目に見える」ようにしてくれると、僕は思う。

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