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新しい体験と、続いていくつながり

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  先週は久々に日本でした。今回の出張では、コジマプロダクションとともに取り組んできた、現実の場所とデジタルの世界をつなぐ二つの体験を披露することができました。そして、講演やイベントを通じて、Ingress以来のつながりを、あらためて感じる旅にもなりました。 新しく作った体験を楽しんでもらう喜びと、以前に作った体験が、今も誰かの暮らしや思い出の中に残っている嬉しさ。その両方を感じた一週間でした。 Death Strandingの世界を、現実の街で コジマプロダクション10周年記念イベント「Beyond The Strand」で、Niantic Spatialとのパートナーシップの一つのマイルストーンとなる体験を実現しました。 そもそもの始まりは、昨年発表したパートナーシップです。この発表の際に、新しい技術を活用したエンターテイメントをともに模索していく、という宣言として、コンセプトムービーを公開しました。 そして今回、10周年記念イベントに合わせて、Death Strandingの世界観を現実世界で体験できるARアプリ「Death Stranding Odradek: Tokyo Prototype」と、コジマプロダクションのオフィスをVR空間で体験できる「Inside Memories」を制作しました。この二つの体験を通じて、そのコンセプトに一歩近づけたと思っています。 まず、ARアプリの「Death Stranding Odradek: Tokyo Prototype」は、麻布台ヒルズの会場周辺で、実際に街を歩きながら配送を体験できます。その道中では、現実の道にゲーム内のような看板が現れ、Likeを送ることができます。そして、ゲームに登場する特殊な雨「時雨」が降り、謎の存在「BT」が現れます。 体験を一緒に作り上げたのは、拡張現実の未来世界を批判的に描いた映像作品「Hyper Reality」で話題を呼んだKeiichi Matsuda率いる、ロンドンを拠点に活動する Liquid City 。見慣れた街にDeath Strandingの世界が重なることで、いつもの道が冒険の舞台に変わります。ゲームでおなじみの赤ちゃん「BB」と戯れることもできます。最後には、息を呑むような展開も待っています。 ぜひ会場を訪れて、その目で、足で、確かめてみてください。もち...

2026年、新年のご挨拶

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あけましておめでとうございます。 2025年は、とても一年とは思えない大変な一年でした。 前半は、10年前にGoogleから26人で独立した Niantic のScopely への事業買収。35億ドルは、ディズニーがスター・ウォーズを買収した金額とほぼ同じ規模です。信じて支えてくれたたくさんの方々のおかげです。改めて感謝したいと思います。また、この動きの中で、進められなくなった案件もあり、ご迷惑をかけた方々もいました。大変申し訳ありませんでした。ご理解いただき感謝しています。 後半は、新会社 Niantic Spatial の立ち上げでした。ジョンやデニスたちと走りながら考える日々で、なんとか形ができてきた年末に振り返るととても半年とは思えない、と感じました。 個人的には、 小島秀夫監督率いる Kojima Production とのパートナーシップ発表 や、日本、 台湾 を訪れてプレーヤーたちと再会し、直接お礼を伝えられたことが嬉しかったです。 5月には、ポケモン社の石原会長とロサンゼルスで会食し、ジョンと直接この10年のお礼ができました。このときジョンが「 "Closing the circle" (石原さんに会って始まったことを、今日、こうして会って節目をつけられるのは、円が閉じるかのようだ)」と言っていたのが印象に残っています。 このとき、石原さんから碁を打てるロボットのことを教えてもらい、早速新会社のために購入して、碁を始めました。初級は勝てるようになりました! 大阪関西万博や、 東京大学 、 東京都歴史文化財団 など、さまざまな場所で講演する機会をいただきました。ご招待いただき、ありがとうございました。 TED AI Signals では、元Googleで一緒に働き、オバマ政権の下アメリカ政府のCTOを務めた Megan Smith とも再会できました。(彼女のことを知らない方は、ぜひ General Magic the Movie をご覧ください) 変化と言えば、会社にノートPCを持ち込まなくなりました。Galaxy Z Fold7 と XREAL One Pro で仕事しています。小さいスリングバッグだけ、あるいはバッグすら持たずに通勤できて快適です。まだノートPCも時々併用しますが、そのうち、本当にPCが必要な人以外はこんな...

Ingress Advent Calendar 2024 に関して

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本当に申し訳ありません、Advent Calendarで自分の番の締め切りに間に合いませんでした。 10周年の時に、 自分の関わってきたIngressのこれまでの歴史 には触れてしまったし、今年は函館アノマリーに参加できて、その思い出が強烈でしたが、これは中島が 素晴らしいポスト をしていて。Razaは、頭のネジがぶっ飛んでる 暗号みたいなポスト をしてるし、自分にはなにができるだろうか、と考えているうちに、いろいろなことが発生して失念、ついにクリスマスになってしまいました。引き受けておきながら大変申し訳ありません。 そして、こう思うのです。 転んでも立ち上がる。予想外の事態が起こってしまっても、失敗してしまっても、逆にそれを活かして何ができるかを考える。トラブルを乗り越えて、数々の作戦を成功させてきたエージェントたちの姿に自分はいつも驚かされてきたのではないか、と。 逆転の発想だ。クリスマス、つまり最終日になってしまったからこそ、できることはないだろうか。 ありました。 それは、Advent Calendarを書いてくれた皆さんの投稿をぜんぶ読める、ということです。 そこで、すべてに目を通しました。そして、これまでの感謝を込めて、印象に残った投稿に感想を添えてまとめようと思いました。 2024年のIngress & Wayfererのアドベントカレンダーに寄稿された、素晴らしいポストの数々 Ingress & Wayfarer(その1) Advent Calendar 2024 - Adventar Ingress & Wayfarer(その2) Advent Calendar 2024 - Adventar Ingress & Wayfarer(その3) Advent Calendar 2024 - Adventar まず、初日の、12/1 うにたろうunitarocomさんの 「Epiphany Night」詳細記録:2024年3月8日に都内某所で行われたXM Sensitiveの集い から始めたいと思います。 セーフハウスで人知れず開かれたエージェントの集いの記録。僕もたまたま日本出張中で、飛び込みで参加させてもらいました。雑居ビルのドアを開けたら、メイドさんはいるし、まるでポータルの向こう側のような別世界でした。濃すぎるク...

About

川島 優志 Masashi Kawashima

米Niantic Spatial Inc. 副社長。 Googleを経てNianticに参画し、『Ingress』のUXデザインや 『ポケモンGO』プロジェクトの立ち上げに携わる。