Googleは、仕事場には寛容な社風で知られている。ナンダこれは、というセッティングの人も多い。でかいピタゴラ装置が机の半分をしめている人もいた。犬がいる。それも何匹も。
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まあ、こういう人も確かにいる |
まず、Googleに入った時はこんな感じ。
入ったばかりの時はまだ物も少ない |
アジア太平洋地域のマネージャーになったり、Doodleを描いていた時。
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だんだんものが多くなって騒がしくなってきている。 |
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Kinesisで画像検索するとひどい… |
六本木ヒルズに移ってからは、自腹で畳パネルとコタツを持ち込んで、自分の机にすることにした。
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わりとみんな大喜び |
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たいてい誰かがいて自分の机なのに自分が座れない。 |
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震災2時間後にクライシスレスポンスを立ち上げた時の様子 |
その後、アメリカ本社にグローバルマネージャーとして来てからは、個室をあてがわれたりもした。
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個室に入ったものの落ち着かない |
そのときがこんな感じ。Googleではスタンディングデスクを積極的に導入していて、それと日本から持ってきた畳パネルを使って、2階建て構造の斬新なデュアルディスプレイにした。ちなみに、僕は職場では可能な限り裸足だ。素足に沖縄畳が気持ちいい。
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周囲を驚かせたダブルデッカー |
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立てば通常業務 |
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座れば絵が描ける |
ちなみに、横においてあるのはzboardという電動スケートボードで、社内の移動はこれでしている。
机の端にはNFC用のタグが貼ってあって、オフィスに来た時に携帯をここにタップするだけで、着信音がオフになり、BluetoothやGPSが切られるなど、オフィス仕様の設定になる。オフィスを出る時にタップすると戻る。設定に使っているアプリはTrigger.だ。
Kinesisは通常作業用で、グラフィックワークにはAppleキーボードを使っている。ショートカットが印刷されたキーボードカバーはPhoto JoJo 。上に見えるのはPowerMateで、色々な作業がプログラミングできる。見た目の格好良さの割に実用性はまあまあ(キーボードショートカットがアサインできるものの、ショートカットの方を覚えていればそちらの方が早いので…)。でもなんとなく格好いいからもう10年くらい使っている。
時には部下に見られると問題になる作業もある。そういうときのための個室だったりするのだが、みんなの中に入ると丸見えなので、そういう作業のためにSonyのヘッドマウントディスプレイを投入した。(会議室借りろよ、という発想はなかった)
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注:仕事中 |
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20軸つなぐのは手間がかかる作業だが、ヘッドマウントディスプレイでSFチックな環境が構築できると思うと、ワクワクして何の苦にもならない(仕事しろ、という発想はなかった) |
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YouTubeを観ていてもバレない上に、3D映像で観ることすら可能。 |
ただ、プロジェクトXさながらに問題は残る。マウスだ。マウスが必要になる度にあわあわと手は虚空を彷徨うのだ。やってみないとわからないことはやはり色々あるものだ。
ちなみにGoogle本社には、レーザーカッターや3Dプリンタ、CNCミルなどを備えたMakerたちが自由に使える工房「Garage」があり、キーボードもそこで制作した。Garageでは社員同士、持っているスキルを教えあう講座を開いたりしていて、こういうスペースがあるのは本当に素晴らしい。
さて、Niantic Labsに移ったあとは、今までの成功と失敗を糧に、さらに進化を遂げたセッティングにしている。だが、謎の組織なので、内部の公開はできない。なにしろ公開されているNianticの様子はこんな感じなのだ…。
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ここは…一体…。 |
ひとつ言えるのは、やはり、何事もやってみると色々わかることがある、ということだ。
きっとこういう「まあ、とりあえずやってみよう」という姿勢から、新しいシゴトバが生まれてくるのだと思う。え? ちゃんと仕事もしていますとも。してます。ダイジョブ。
P.S.
現在、世界最強のエージェントを選ぶ「Elite V」というコンテストが開かれており、そこで世界中から選ばれた5人は、来年ここ、Nianticを訪れることになっている。もし興味があればあなたもぜひノミネートを。
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